7月18日(水)に帝国ホテルで芥川賞・直木賞の受賞者が発表されました。
以前、候補作品についてご紹介した記事はこちらです。
第159回(2018年上半期)芥川賞・直木賞候補作家発表!!
「美しい顔」の盗作問題などもありましたが、結果はどうなったのでしょうか。
芥川賞『送り火』髙橋弘希
東京から山間の町に引越した中学三年生の歩。うまくやってきたはずだった。あの夏、河へ火を流す日までは。
直木賞『ファーストラヴ』島本 理生
ある夏の日、血まみれの姿で歩いていた女子大生が殺人容疑で逮捕される。彼女の名前は聖山環菜(ひじりやまかんな)、包丁で刺されて死亡した被害者は彼女の父親で画家の聖山那雄人(なおと)。だが、奇妙なことに環菜自身が「動機が分からない」という。臨床心理士の真壁由紀はこの事件に関するノンフィクションの執筆を依頼され、被告の弁護人となった義弟の庵野迦葉(あんのかしょう)とともに、環菜や周辺の人々への面談を重ねていく。
芥川賞・直木賞候補
6月16日に発表された候補作品はこちらです。
第159回芥川龍之介賞候補作品(平成30年上半期)
古谷田奈月『風下の朱』(早稲田文学初夏号)
高橋弘希『送り火』(文學界五月号)
北条裕子『美しい顔』(群像六月号)
町屋良平『しき』(文藝夏号)
松尾スズキ『もう「はい」としか言えない』(文學界三月号)
第159回直木三十五賞候補作品(平成30年上半期)
上田早夕里『破滅の王』(双葉社)
木下昌輝『宇喜多の楽土』(文藝春秋)
窪美澄『宇喜多の楽土』(幻冬舎)
島本理生『ファーストラヴ』(文藝春秋)
本城雅人『傍流の記者』(新潮社)
湊かなえ『未来』(双葉社)
最期に
ニコニコ生放送では『美しい顔』の扱いについていろいろと話しが出て面白かったですね。
両方ともまだ読んでいない本なので、試し読みのほうを読んでみてから読んでみたいなぁなんて思っています。
でもこの二作よりも『宇喜田の楽土』と『しき』が読みたいかな?
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