『羊と鋼の森』あらすじ&ネタバレ感想:宮下 奈都(著)映画化原作

こんにちは!
今日は本屋大賞にも選ばれ2018年6月には映画にもなった「羊と鋼の森」について書いてみたいと思います。
あまり知ることのなかった調律師についての表現は、読んでいておもしろかったですよ。

作者:宮下奈都 出版社:文芸春秋

2018年6月に公開された「羊と鋼の森」の原作小説です。
2016年度本屋大賞を受賞しています。

あらすじ

高校生の時、偶然調律師板鳥と出会った外村は、ピアノの調律に魅せられ調律師としての道を歩み始める。

ピアノを愛するさまざまな人々との出会いで調律師として成長していく青年の物語。

調律師とは

楽器の調律(ちょうりつ)を職業とする人のこと。

調律とは、楽器の音高を、演奏に先立って適切な状態に調整することです。ピアノだけではな

く、どの楽器も使ううちに音程がずれ思った音が出なくなります。それを調整し、楽器を奏者

の演奏に最も合った状態にする作業です。

音程があってないと、音の響きが気持ち悪くなりますよね。音程は音叉やチューナーを使って調べます。

音叉はヤマハのマークとかで使われていますね。

感想

ひさしぶりにきちんと小説を読みました。なかなか時間がとれず、細切れの時間を使って3日くらい。他にすることがなければ一日で読める厚さでしょうか。

店頭でも宣伝していたのでこの本が映画になるのは知っていたのですが、賞をとったのはあとから知りました。

本には相性があるので、「賞をとったから、映画になるから面白い」とは思わない方なのですが、私にはこの本はかなりよかったです。

主人公の外村君をはじめどのキャラクターも調律師として、またピアニストとして真摯に向き合い生きていく姿がとてもすがすがしく優しい。

外村君から見た世界を静かに温かく描いていく文章はとても気持ちがいいです。

私が特に胸にきたのは、子犬のワルツを弾く青年のエピソードでした。

応急処置とはいえきちんと調律をし、音を整えた後の青年の様子と彼の弾く姿を見る、というか曲から感じる外村君の姿に調律にできることの一つを見せられました。

外村君が出会う双子の女子高生も、彼女たちに起こる不幸を乗り越える姿やそれに影響されてさらに自分の道をはっきりと見定めていく外村君にもなにか元気づけられる気がします。

自分の目指している道を迷いながら進んでいる人も、それをあきらめながら確かに次に進んでいく人も、とても柔らかく静かに描いている小説です。

この小説はどの人物でも一つお話が書けてしまいそうなほど個性があって、私は特に秋野さんのスピンオフが読みたくなりました。

作者:宮下 奈都 出版社: 文藝春秋 発売日: 2015/9/11

関連作品

映画 羊と鋼の森

公式サイト

2018年6月8日から公開されました。

監督は映画「orange-オレンジ-」を手掛けた橋本光二郎さん。キャストは次の通りです。

  • 山崎賢人/外村直樹
  • 鈴木亮平/柳伸二
  • 上白石萌音/佐倉和音
  • 上白石萌歌/佐倉由仁
  • 堀内敬子/北川みずき
  • 仲里依紗/濱野絵里
  • 城田優/上条真人
  • 森永悠希/南隆志

外村君はもうちょっと朴訥とした人を想像していたのですが、山崎君だと思ったより繊細な感じですね。

鈴木亮平さんが柳さん…いろいろな役をこなせる俳優さんですが今はせごどんのイメージが強いかな。

>>羊と鋼の森 Blu-ray豪華版 <<

コミカライズ

漫画:水谷愛 原作:宮下奈都 出版社: 小学館 発売日: 漫画:水谷愛 原作:宮下奈都2018/11/26

小説のコミカライズです。

紙面の都合上どうしても内容が薄めになっている感はいなめないようです。

絵の雰囲気はあっていると思いました。

まとめ

原作はとても素敵な小説なので、ぜひ読んでほしいです。

映画はみていませんが、DVDも出ていますしVODでもすでに見れるようですよ。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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