ジキル博士とハイド氏/ゲームや映画に使われる原作のあらすじは?

こんにちは!

スマホゲームや創作には、有名な作品のキャラクターを使ったものがたくさんありますね。

「キャラクターは知っているけれど、原作はよくわからない。」

そんな作品の中から今日は「ジキル博士とハイド氏」をご紹介します。

この作品はロバート・ルイス・スティーヴンソンの代表的な小説で、1885年に執筆され翌1886年1月出版されています。

創元推理文庫版にFGO帯がついたこともあり、早速読んでみました。

作品紹介

すぐに作品が読みたい!という人はこちら!


登場人物

ロンドンを舞台に奇怪な出来事に遭遇する紳士たちのお話です。

なので、登場人物はだいたいおじさまです。

ゲームでは青年だったりすることが多いですが、地位も名誉もある壮年の紳士ばかりです。

主人公 ゲイブリル・ジョン・アスタン

弁護士でこの作品の語り部です。

一番普通の善人なのでは。

しかし、若いころはジキル達とやんちゃしているようなので、ウェイ系だった可能性も。

ジキルの遺言書を預かっていることから事件に深入りしていきます。

ヘンリー・ジキル

優秀な医師。アスタンとラニオンの古い友人。

アスタンに「自分が失踪したときにはハイドに財産を譲る」という内容の遺言書の管理を頼む。

何かを隠している様子。

(考えてみると、盛大にネタバレした後で読む人がこんなに多い小説もなかなかないものですね…。)

エドワード・ハイド

狡猾で残忍な見ているだけで嫌悪感をもよおすようなそれでいて顔はあまり記憶されない容姿の不思議な人物。

Hide(隠れる)という名が示すものは…。

ゲームなどではイケメンに描かれがちですが、昔の映画などは醜悪な怪物扱いが多いですね。

ヘイスティー・ラニオン

検死を頼まれるような優秀な医師で、アスタンとジキルの古い友人。

ジキルとは科学的な考え方の違いで仲たがいしている。

事実を知ったショックで体を壊して死んでしまう本作のヒロイン(?)枠。

リチャード・エンフィールド

アスタンの若い従弟。ときどき仲良くお散歩するくらいに仲がいい。

プール

ジキル家の執事。主人想い。

ゲスト

お客ではない。アスタンの執事。筆跡判定ができる。便利。

ダンヴァーズ・カール郷

被害者。上院議員。

いい人なのにぽろっと出てきてさくっと殺されるおじいちゃん。かわいそう。

あらすじ

ものがたりはアスタン視点の三人称と、ラニオンとジキルそれぞれの手記で語られる怪奇譚です。

以下思い切りネタバレです。

エンフィールドと散歩をしていたアスタンは、彼から奇妙な話を聞く。

数日前、今歩いている通りで子供がハイドと名乗る男に暴行をうけたという話だ。

その場にいたエンフィールドはハイドを警察に突き出すことはしなかったものの、彼に子供のために100ポンドの慰謝料を支払わせる約束を取り付ける。

ハイドは近くの屋敷に入るとすぐに戻ってきて慰謝料を現金10ポンドと小切手で支払った。

その小切手はアスタンの友人のジキル名義であった。

ジキルから「自分が失踪した場合には財産をハイドに渡すように」という内容の遺言書を預かっていたアスタンは、ハイドの行いを知りジキルに何かあったのではないかと思い共通の友人のラニオンに話をしにいく。

だが、ラニオンは十数年前から科学的な考え方の違いで疎遠になっており、何も得ることはなかった。

どうしてもハイドの正体を知りたいアスタンは、エンフィールドと話しをしていた通りでハイドを待ち伏せすることにする。

数日かけてなんとかハイドをみつけたアスタンは、彼と話をしてその住処を教えられる。

ハイドに説明のできない嫌悪感と邪悪さを感じたアスタンは、すぐにジキルに会いに行くが、ジキルは不在で会うことはできなかった。

二週間後、アスタンはジキルの夕食会に招かれ、二人きりで話をする機会に恵まれる。 遺言書とハイドの人となりについてジキルに問うが、ジキルは今はそっとしておいてほしいというばかりで話はなんの進展もなかった。

それから1年近くたったころ、アスタンの依頼人である上院議員カルー郷が撲殺される。

目撃者のメイドの証言とハイドの自宅の家宅捜索で犯人はハイドであることが分かるが、カルー郷を殴るのに使われたステッキは、以前アスタンがジキルに送ったステッキであった。

その日の午後、アスタンはジキルの研究室を訪ねる。

ハイドの事を問い詰めるとジキルは「ハイドに二度と会うことはない」と言い、ハイドから受け取ったという手紙をアスタンに渡す。

手紙にはもうジキルに自分の事を煩わせることはない旨が書いてあった。

アスタンは手紙を受け取って自宅に帰り、その手紙の筆跡を執事のゲストと確認すると、なんとその筆跡はジキルとのものだった。

アスタンはジキルが手紙を偽造してまでハイドをかばう姿に衝撃をうける。

それからしばらくするとカル―卿の殺人事件も記憶から薄れ、アスタンもジキルも平穏な生活を送っていた。

だがそれもつかの間、ジキルは部屋に籠りアスタンに会ってくれなくなる。

一方でアスタンがラニオンに面会に行くと、拒絶されはしなかったものの彼はすっかり衰弱し自分はあと数週間の命だと語る。

そしてジキルがアスタンに面会してくれないことを話すと怯えた様子で、ジキルのある秘密を知った、彼にはもう二度と会いたくないという。

それから一月たらずでラニオンは病死するが、彼はアスタンにジキルが死ぬか失踪するまであけてはならないという遺言のついた手紙を残す。

すっかりジキルと疎遠になったころ、アターソンはエンフィールドとジキルの研究所を通りかかり、窓越しに3人で会話を交わすことができた。

しかしジキルの顔を恐怖の表情が覆い、突然窓を閉めて姿を消す。

ある夜、アターソンをジキルの執事のプールが訪ねてきた。

ジキルが書斎に閉じ篭ったままで、様子がおかしいと説明し、一緒に来てほしいと懇願したのだ。

アターソンとプールはジキルの屋敷へ向った。

二人が屋敷に入ると、ホールには怯えた使用人が集まっていた。

書斎の中からアターソンの呼び掛けに答える声はジキルではなく、足音も奇妙に軽くジキルとは思えない。

プールは書斎にいるのはハイドで博士は殺されたと推測した。

二人はジキルの書斎に入ることを決めた。

アターソンに答えた声はハイドのものだった。

プールが斧で扉を破壊し二人は書斎に入った。

中には自殺したハイドの遺体が横たわっていた。

ハイドはジキルのものと思われるサイズの合わない服を着ており、ジキルの遺体は見付からなかった。

事務机の上にアターソンに宛てたの封筒が残されていた。

中には相続人をアターソンとしたジキルの遺言状、アターソンに向けた謝罪と詳細を記したジキルの分厚い手記が入っていた。

アターソンはまずラニョンの手紙を読んでからジキルの手記を読み始める。

ラニョンの手紙には、

「ジキルの手紙での依頼どおりに 研究所から持ち帰った薬品を自宅に置いていたところ、ハイドが来てその薬品を調合して飲み、ジキルに変身した。そのショックで病気になり、今や寿命が尽きそうだ。」

と記されていた。

ジキルの手紙には、

「表抜きの善良な紳士である自分の人格と、その内にある欲望に満ちた悪の人格を分離する薬を発明し、これを使ってハイドという別人に変身するようになった」

と記されていた。ジキルの手紙は続き、

「 最初はハイドに変身して道徳から解放された自由を楽しんでいたが、やがて薬を飲まなくても眠っている間にハイドに変身することが多くなった。

恐ろしくなって、変身の習慣を断つ決心をしたものの、ある夜、誘惑に耐えられず、つい薬に手を出した。

カルー卿惨殺はこの時のハイドの仕業で、数か月もの間抑圧されていた「悪」の人格がエネルギーを爆発させてさせてしまったのだ。

戦慄した私はさらに断固たる決意で変身をやめ、暫く慈善事業に精を出すことにした。

それに成功したように思えていたが、突然の吐き気、悪寒、めまいに襲われてハイドに変身した。

薬品によらない変化が覚醒時に起こったのは初めてだった。

公園は研究所から遠く、薬でジキルに戻るために友人のラニョンに頼るほかなかった。

ラニョン宅へ行って薬品によりジキルに戻ると、その過程を見守ったラニョンは大きな衝撃を受け、それが命取りになった。

その後も自然発生的な変身の頻度は増し、また元に戻るために必要な薬の量も増える一方で、今や無力感に囚われている。

以前エンフィールド、アターソンとの会話を突然中断し、窓を閉めて姿を消したのも、変身が始まろうとしていたからだった。

やがて薬品の調合のために使用していた特殊な材料が不足し、新しく調達した材料で調合したものの、従来の化学変化が現れない。

ハイドからジキルに戻る薬品はもうないので、この手記を書き終えた時には永久にハイドになってしまっているだろう。

ハイドがどうなるかわからないが、それはもはや私とは無縁な人物に関わることで、手記の終わりが私の人生の終わりである。

私は、あの不幸なヘンリー・ジキルの生涯を閉じる 」

この一文を以てこの小説は終わる。

関連作品

二重人格を扱っていることから様々なジャンルでジキルとハイドをモチーフにした作品が作られています。

仲には原作とはまったく違うストーリーでも二重人格だから単純にジキルとハイドという言葉を使っている作品も。

それだけ、「ジキルとハイド」が二重人格の代名詞のようになっているんですね。

小説のあとがきにはさまざまな「ジキルとハイド」が紹介されていて、それを読むのも楽しかったです。

最後に

なかなか原作を読む機会がなかったので、こういった形でふれることができてよかったです。

人間の仲にある二面性を完全に分離することで破滅したジキル博士は、人の心のバランスの不思議さを感じさせますね。

あと、ゴシックホラーおじさま小説でしたので、ビジュアル的な想像もしながら楽しく読むことができました。

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コメント

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