ホラーの古典「フランケンシュタイン」感想・あらすじと登場人物紹介

こんにちは!

ゲームや映画など他の作品からの情報でタイトルや雰囲気は知っていても、なかなか読まない小説ってありますよね。

「フランケンシュタイン」はそんな物語の中の一つだと思います。

創元推理文庫のFGOフェアで「フランケンシュタイン」が取り上げられたので、読んでみました。

フランケンシュタイン

著:メアリー・シェリー
出版:創元推理文庫

登場人物

ヴィクター・フランケンシュタイン

本編の主人公。フランケンシュタインは作った博士の名前。

自分の科学的な野心で怪物を作り上げるが、怪物を見ると恐怖で逃げ出す。

怪物の花嫁を作ることを拒否したために家族や妻を殺され、怪物と対決することになる。

怪物

フランケンシュタインに作られた醜い怪物。

人ならざる強い力をもち狂暴だが、思慮深く己の孤独を嘆く一面も。

孤独を癒すためフランケンシュタインに花嫁を作ることを望むが拒否されたため彼の親友や恋人エリザベスを殺害する。

エリザベス・ラヴェンツァ

フランケンシュタインの恋人で優しく美しい女性。

フランケンシュタインを信頼していたが、何も知らないまま結婚直前に怪物に殺される。

ロバート・ウォルトン

海洋冒険家。

船員を雇って北極へと調査のためにきていたが、怪物を追って北の海へとやってきたヴィクターを助け最期をみとることになる。

あらすじ

北極をめざす探検隊の隊長ウォルトンは、北極海で衰弱した男を助ける。

その男はヴィクター・フランケンシュタインと名乗り、ウォルトンに彼の体験を語る。

ヴィクターは、科学的な野心である実験をし死体に命を与え怪物を作り上げた。
だが、その怪物への恐怖で実験を放棄し逃げ出した。

怪物はその間に自力で思考や言葉を獲得し、思慮深いとさえいえる心を手に入れるが、その醜さで出会う人々に拒絶されてしまう。

ヴィクターに再開した怪物は孤独を癒すために伴侶にするための女性の怪物をつくってほしい、もし作ってくれたらもう人の前には表れないとせまるが、怪物が繁殖することを恐れたヴィクターに拒絶され、その復讐にヴィクターの友人や恋人を殺害する。

恋人を殺され憎悪にかられたヴィクターは怪物を追いかけて北極海まできたが、そこでウォルトンに拾われたのだった。

ヴィクターは死の淵でウォルトンに怪物を倒すように頼んで息を引き取る。

そこに怪物が現れ、心情を吐露すると北極の海に消えるのだった。

感想など

フランケンシュタインが怪物の名前だと思っている人がたくさんいるのではないかとおもいますが、私も最初はそうでした。w

何で知ったのかは忘れてしまいましたが(トリビアの泉とかそんなのだと)、多分そう思っていたのは藤子不二雄の「怪物くん」あたりが原因だったのではないかなぁと思っています。

怪物は体の材料こそ死体でホラーというかグロテスクなものですが、今でいうところのロボットにちかいのではないでしょうか。

人よりもずっと力の強いロボットが人のこころをもつとどうなるのか。それは倫理的にゆるされるのかどうか。

いろいろな作家がいろいろな形で書いてきたSFの王道のようなストーリーです。

(例にはブレードランナーなどがあがっていました)

読んでいるとどちらかというと怪物のほうに感情移入してしまう人が多い気がします。

わたしはそうでした。

ヴィクターに対する怪物の感情は、親に捨てられた子供が親を憎みながらも求めるようなそんな感じを受けました。

そしてヴィクターのなんというか、自分の保身を考えながらも家族や恋人を思う気持ちはしっかりともっていたりするところはよくも悪くも人間らしいと思います。

フランケンシュタインの実験は悲劇に終わってしまいましたが、これが美しい怪物であったらどうなのだろうか、とかフランケンシュタインが逃げ出さずに大事にしてやっていたらどうなったのだろうかとか、いろいろ考えさせられてしまいました。

作者メアリー・シェリー

小説を読むまで作者が女性なのは知りませんでした。

SFの先駆者、創始者といわれる人物が女性だったのは驚きですね。

メアリーの総て(原題 MARY SHELLEY(原題)』として映画化もされています。

「フランケンシュタイン」は18歳のとき、バイロンの別荘での友人との集まりのときに原案を考え20歳のときに出版した作品だそうです。

夫はイギリスを代表する詩人パーシーで、略奪愛のすえ奥さんが自殺したのちに結婚しています。

そのあとも家族を病気や自殺で亡くしていて、最後は子供の中でただ一人成人した息子に看取られて亡くなっています。

波乱万丈すぎる人生ですが、そのくらいでないと新しいものは書けないのかもしれません。

作者:メアリー・シェリー 訳:森下弓子 出版社: 創元推理文庫 発売日: 1984/2/24

まとめ

「フランケンシュタイン」は何度も映画化されたり、さまざまなゲームや物語のキャラクターに使われたりと、存在はよく知られていても詳しい内容は知られていない物語ですね。

フランケンシュタインが怪物の名前と勘違いしている人もいたのでは?

私もそうでした。

物語は予想外に切ない終わりでしたが、読んでみてよかった作品です。

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