「蒼ざめた馬」アガサ・クリスティ著あらすじ&ネタバレ感想

「蒼ざめた馬」とはヨハネ黙示録第6章第8節にあらわれる、死を象徴する馬。ヨハネの黙示録の四騎士の一。

こんにちは!

今回はアガサ・クリスティーの「蒼ざめた馬」を読んだので、それについての感想です。

あらすじ

作者 アガサ・クリスティー 出版:早川書房

霧の夜、一人の神父が撲殺される。

神父の靴の中には9人の名が記されたメモが隠されていた。

メモにある名前のうち数名が死んでいる事実を知った学者のマーク・イースターブルックは事件を調べ始める。

調査を進めるうちに『蒼ざめた馬』と呼ばれる洋館に住む魔女が人を呪い殺すという噂を聞き、神父の死との関連を調べるために彼女らに近づくマークだったが……。

感想

最初のなんの関係もなさそうな女学生同士のキャットファイトから物語が始まります。

神父を襲う謎の人物、古い洋館に住む見るからに怪しい『魔女』達。

科学的な思考が尊重され古い因習が否定されていく中で、田舎街ではまだ魔女が信じられているようなイギリスの時代背景が余計にミスリードを誘うのでしょうか。

怪しい儀式におどろおどろしい女性たち。

それをふつうに受け入れて魔女と呼んでいる街の人たちも、本当に面白がっているのかそれとも恐れているのか判然としません。

日本のミステリーに出てくる怪しい老婆とかそんな感じの立ち位置なんでしょうか。

横溝正史の双子の老婆とかそんな感じ?

「まさかクリスティがオカルトを書いているはずはないよね…」

と多少不安に思いながら読み進み、次第に明らかになっていく謎がさらに謎を呼んで…そしてラストにまたどんでん返し。

自分をおとりに犯人を見つけ出そうとする女性の勇気にも驚かされます。

久しぶりに読んだミステリーはとても楽しく、マークと彼を助ける女性との結末もにやにやとさせていただきました。

また、この作品にも他のクリスティ作品に登場していた人物が登場しています。

クリスティ自身をモデルとしている 推理作家のアリアド二・オリヴァ がおいしいところをもっていっていますし、他にも何人か登場しているようです。

そういったところを見つけるのもとても楽しいですね。

作者:アガサ・クリスティ 翻訳: 高橋恭美子 出版社: 早川書房 発売日: 2004/8/18

関連作品

漫画

蒼ざめた馬 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖(上)(下)

原作:アガサ・クリスティー 著・画:星野泰視 出版社: 小学館 発売日: 2018/11/26

ポアロっぽい人が探偵役の漫画。

やはりこの作品だけしか出ていないマークは主人公においても読んでもらえないと思ったんでしょうか。

設定はうまく日本になじませてあって違和感はないですが。

映画

アガサ・クリスティー・コレクション 蒼ざめた馬

主演 コリン・ブキャナン

ドラマ

ミス・マープル5「蒼ざめた馬」

探偵役をミスマープルに変えてドラマ化。上品でかわいらしいマープルおばあちゃんは大好きです。

>>ミスマーブルシリーズはTSUTAYAで見ることができます。


漫画もドラマも、探偵役をミスマーブルやポアロの日本版に取られてしまって、マークがちょっとかわいそうかも。

マープルのドラマでは、協力者の彼女とのロマンスはなかったことになっているみたいですね。なんだかもったいないなぁ。

まとめ

クリスティーの小説は翻訳が読みやすいので、また他の作品も読んでみたいと思っています。

有名な作品はネタバレが浸透していますが、クリスティはそれがあっても楽しく読める作家だと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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