「火のないところに煙は」ネタバレ感想・読後にぞわりとくる短編集

2019年度の本屋大賞が発表されました。

候補作の中から今回はホラー小説の「火のないところに煙は」の紹介です。

ホラーはあまりとくいではない方にはしんどいかもしれないのですが、読んでみてください。

あらすじ

8年前、新卒3年目だった私の元に知人の早樹子から連絡がきた。

友達が困っていて、お祓いが出来る人を探しているという。

話を聞くと、その友は「結婚したいね」という話をしている時期よく当たるという占い師を紹介してもらったそう。

占い師は「結婚すると不幸になる」と言う。

すると彼氏が大激怒し、お金も払わず飛び出してしまった。

それから彼の様子がおかしい。

「あんなババアの事はを信じるな」

「別れるなら死んでやる」

などと言うので、彼女は占いの結果よりも彼氏の豹変ぶりに気持ちが冷めてしまった。

ある日、「夜の12時までに来てくれなければ死ぬ」と彼からメールがきた。

しかし行く気になれなくて返信せず切ってしまった。

するとその日、彼氏が交通事故で死んだとその友人に連絡が入った。

その後友人は仕事でポスターを契約したクライアントから「ポスターに赤黒い染みが点々と飛んでいる」とクレームが入った。

原因は不明だったがその時は何とか事なきを得た。

しかし、その後も同様の事が続いた。

友人がポスターとルーペを取り出しその染みを見て欲しいと言う。

ルーペで見てみるとその染みには無数の文字が書かれていたのだ。

それは…。

他5編

ネタバレ感想

感想全6話で構成されているのですがどの話も安定して怖くかったです。

それぞれの話が意味を持っていて、最終話であまりの恐ろしさに鳥肌が立ち、トイレに行く事が出来なくなってしまいました。

全て作者本人の目線で語られているので、リアルに体験した事をそのまま文章にしたような作品になっているので、余計に怖い、怖すぎでした。

多くの伏線がありそれを回収していく場面があり、ミステリ小説を呼んでいるような恐怖を味わう事が出来ました。

最終話で全てつながっている事がわかり、さらにじわじわと怖くなってきました。

裏表紙のシミでトドメの一撃をくらったようで、ほんとに恐ろしかった一言でした。

芦沢央 (あしざわ よう) さんについて

  • 1984年2月13日東京都生まれ
  • 神奈川県川崎市在住
  • 2012年 第3回 『罪の余白』で野性時代フロンティア文学賞を受賞。同作品で作家デビュー。

代表作

作者:芦沢央 出版社: 新潮社 発売日: 2018/6/22

まとめ

ホラーは読む人によって怖いポイントが微妙に違ったりして、感想を聞くとたのしいのですが、夜一人で目が冷めたりしたときに思い出すと読んだのを後悔してしまいます。

ちゃんと怖がらせられるというのは、面白いホラー小説だということなんですけどね!

ぜひ読んで、夜中びくびくしながらトイレにいってくださいね!

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